真澄鏡

Accountant5年生。
本とドラマとつれづれなる日常の記録・・・かな。
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李欧 (講談社文庫)
再読の高村薫『李歐』です。

今回改めて読んだ感想。「・・・淫靡な小説だなぁ」です(苦笑)。
『李歐』しか読んだことがないので判断できないのですが
高村薫は硬体な文章の作家さん、というイメージだったのです。
だからこそなのか、行間から溢れる淫靡さに圧倒されそうになってびっくりしました。

ストーリーはあちこちで語られているので割愛しますが
当初感じたのは、ひしひしとせまる閉塞感でした。
なんでエンターテイメントな読書でこんな行き場のない思いをしなくてはならないのか、
といったような気分になったのですが、
ところがその"閉塞感"は、「李歐」の登場によって一気に"希望"へと転化するのです。
この李歐、おおよそ現実感という言葉とは関連性が皆無に等しい登場人物なのですが
鬱々とした湿っぽい虚構世界を、その登場によって荘大な法螺話に変えています。
おかげさまで久し振りの日本語での読書は
この法螺話にそれなりに楽しませてもらいました。

しかしこれ、腐女子といわれる方々に人気なのもわかる気がしますね。。。
ワタシの中では「荘大なる青春小説」という位置づけに収まりましたが。

数日前から風邪をひいていて、寝たり起きたりの生活です。
風邪でボーッとしたアタマで英語なんぞ読みたくないので
日本語の本があるのは嬉しかったかも。
読了後の感想を言い合う相手がいないのがちょっと悲しいけどね(涙)。

さて、次はMary Jane Clarkの『Do you promise not to tell?』です。
Mary Jane Clarkは1冊しか読んだことがないのでどんな感想になるのか、楽しみです。
| 和書 | 18:21 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP